CTO・エンジニアリングマネージャー養成読本 | 電子書籍とプリントオンデマンド(POD) | NextPublishing(ネクストパブリッシング) を読んだ。
本やコンテキストによって「テックリード」や「CTO」の意味がちょっと違うように感じるので注意は必要。社長、ウチにもCTOが必要です|日経の本 日経BP はどちらかと言うと大手モノづくり系で研究所を持っているような企業の CTO で、この小冊子は IT のスタートアップやベンチャー系の CTO か?前者では分報や 1on1 の話は出てこないが、後者では出てくるし、多少背景とかは違いそう。
CTO とは
- 技術部門のトップ
- 技術面
- 採用、育成、マネージメント(VPoE がいれば VPoE が担うことも)
EM(エンジニアリングマネージャー)とは
を見る。小さな CTO
CTO のスキル要件
- 非技術面
- チームのマネージメント
- 技術者の採用
- 技術面(100 点はとれなくてもフルスタックに近い)
- フルスタック方向だと全スキルがレベル 3 かもしれないので、レベル 5 の人には勝てない。大企業ではフルスタックエンジニアの評価は低いことも。
- 勉強会で目立つ人はひとつのことをうまくやった内容のことも多い。
- フリーランスほど CTO に近いかもしれない
- 人間、知らないものはまるっと捉えがち。ビジネス系創業者が、CTO をスーパーマンと想定しがち。
採用
- 一番大事なのは疑うこと
- ホンモノのエンジニア検定
- カルチャーフィット
- 事業ドメインと親和性があるか?
- 普段の開発の進め方
- 条件、やりたいこと
- 多様性のある企業は色々な壁打ちができる
- 会社のいまのフェーズ(創業期, スタートアップ, ...)で要求していること
- 採用活動
組織透明性
- オープン比率
- 分報チャンネル
- 1on1
- サーバント型リーダーと相性がいい手法
- 朝/夕礼
- 日報
- リモートワークとも相性が良い
- 定例会議
- OKR などの振り返り
技術選定
- 品質
- 原価
- リードタイム
- DA 表にまとめる
仕組みや制度
- 社内 Wiki
- IaC
- 振り返り、KPT(Keep/Problem/Try)
- ピアレビュー
- 最小の担当者数は 2
- 技術的負債の返却
- 頻度は月一〜週一
- テスト
- テストは株式投資
- ROI が低い部分を重点的にテストコードを書いても投資回収できないかもしれない
- 何のためにテストを書くかという観点
法律
知財・特許
- 先願主義
- 先発明主義
- クロスライセンス
ファイナンス
- メルカリ
- ラスクル
- SanSan
ソフトウェア設計とハードウェア設計
- ハードウェアの開発はとても難しい。
- 独自 H/W を作る前に、S/W だけでなんとかならないか 100 回考え、汎用 H/W でどうにかならないか 100 回考えるべき。
アイデアを生み出す方法
- インスピレーションに基づいた方法
- 論理的にアイデアを生み出す方法
- 普通なものの定義を羅列
- 出てきた普通のものを一部ひっくり返す