らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

写実的な絵

はあんまり好きじゃない。自分で描くのは好きじゃない。アクリルを使うとわりと簡単に写実画が描けちゃう。という点でアクリルで描くのは好きじゃない。なんとなく写実画を描こうとしてしまう。
立体物を作る時はおよそ現実的でないものを作る。彫刻みたいなあーゆーのはやらない。もっとファンタジーを追求する。絵は苦手だ。型にはまったものになる。立体は型にはまったものを作るのが大変でやる気が起こらない分、すぐ諦めるから自由なものが作れる。

パステルは画材の中では良いほうだ。あんなもんで写実画を描こうとするのはいかがなものか。ぼやぼやしててすぐにファンタジーになるし、色味が鮮やか過ぎてモチーフの色味が再現できない。混色もろくすっぽできない。ブレンディングをしても濁ったりコントロールが難しい。こんだけ使いにくいのに高い。バカみたいに高い。フィクサチーフがないと支持体に固定もできない。バインダーの接着効果もなく保存性の悪さも酷いもんだ。しかも、よくあるパステルブックに挟まってるパステルの紙への裏写りを防止する?グラシン紙は酸性だ。パステル画が酸化して劣化する。酷い話だ。顔料の色味が鮮やかに出ること以外に良いところがない。
ということで諦めて色々妥協できる。正しい油彩のお作法で長期保存を考える必要もない。色の再現性を考える必要もない。細密描写による息を飲むようなディテールにこだわる必要もない。全部無理だ。無理だと考えている。だから好きなようにやったらいい。逆説的に写実的に描こうとするのも良い。あまり向いていいないもので目指すことでかえって味が出る。しかも結局写実的にならないから嫌いなものを目指すこともできなくて、まぁまぁいい具合になる。