らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

圏論(4)とかいろいろ

ぼんやり眺めていると案外資料が見つかったりする。
Amazon.co.jp: Basic Noncommutative Geometry (Ems Series of Lectures in Mathematics): Masoud Khalkhali: 洋書は非可換幾何学の本だが、Appendices Dに少し記述がある。
まぁ、いきなりGelfand dualityから始まるような本なので、普通に圏論の用語に馴染んでいることが前提のような本ではあるが、Alain Connes先生の本はなんか簡潔な辞書のような感じで、和訳本含めてちょっと読める気がしないので "Basic" なやつでいいな。というか "Basic" なやつでも最初からGelfand-Naimarkの定理(圏論的表現: Gelfand duality)なので、1ページ目を開く前に函数解析や作用素環論の基礎は習得しておこうね?という勢いなわけだ。

他の本ではAmazon.co.jp: Semi-Classical Analysis: Victor Guillemin, Shlomo Sternberg: 洋書にも話が登場する。何故、準古典解析の本に圏論の話が出てくるのかピンと来ていないが、読んでみないと分からない。
ドラフト?と思われるものはVictor Guillemin先生のページVictor Guillemin's Homepageから入手できる。2010年頃のドラフトもあって、表立ってはリンクされていないが、実はファイルは残っている。そちらは15ページくらい多いので、整理したということか?この2013年の春のドラフトから、紙面の本では更に50ページくらい減ったようだ。

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作用素環については、場の理論との絡みでは荒木先生の量子場の数理 (現代物理学叢書) | 荒木 不二洋 | 本 | Amazon.co.jpやもっと数学寄りのものでは数理物理への誘い〈4〉最新の動向をめぐって | 荒木 不二洋 | 本 | Amazon.co.jpの泉先生の「作用素環論速習コース」などがまだしも平易な部類なんだろうか。ただ、速習すぎてちょっと置いて行かれるので、やはりまったりと洋書、例えばAmazon.co.jp: C*-Algebras and Operator Theory: Gerald J. Murphy: 洋書でゆっくり進みたい。竹崎先生の本は事典っぽくてちょっと厳しい。

Amazon.co.jp: 圏論の歩き方: 圏論の歩き方委員会: 本のGelfand双対性のとこの記事のreferenceでは、確か別冊数理科学 無限量子系の物理と数理 2013年 04月号 [雑誌] | 本 | Amazon.co.jpがあがっていたか。最近は大分作用素環関連の本や雑誌が増えてきた気がする。ただ、物理的な場の理論の背景を持たない自分には少々厳しい本が多いが。機械学習の方面でもちょろっと見かけた再生核Hilbert空間について少し登場するのが嬉しいところ。