らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

圏論とかいろいろ

よく分からないナニ。S. MacLane先生の本をぼけーっと何度も眺めたが、最早なにがなんやら。
ということで、それより優しいとかいう噂のAmazon.co.jp: 圏論 原著第2版: スティーブ アウディ, Steve Awodey, 前原 和寿: 本がある。図書館でも妙に予約が入っていて「なんだこりゃ!?」状態。しかしレビューの点が悪い。というか分かれている。ざっと読むと、よく理系の本とかコンピュータの本のような技術書にありがちな(そして後者によくありがちな)いけてない翻訳のようだ。リッチー&カーニハンのCの本も配列のところの説明の翻訳にいけてない記述があるようで、ある程度慣れているなら原書で読んだほうが良い。
原書のAmazon.co.jp: Category Theory (Oxford Logic Guides): Steve Awodey: 洋書のレビューを見ると、内容こそ数学科onlyではないもののやはりMacLane本並の充実度の様子。つまりハードル高し。

作用素環のGelfand-Naimarkの定理も圏論的記述が可能で(Amazon.com: Basic Noncommutative Geometry (EMS Series of Lectures in Mathematics) (9783037191286): Masoud Khalkhali: Booksのp.4)興味がないわけではないのだが、どうにも射(morphism)とか函手(functor)とか見ているうちにやる気がなくなってくる。残念ながらありがたみを感じるまでページを進める前に心が折れるのだ。(Gelfand-Naimarkの定理も圏論的記述については、次のページにもあった: http://pantodon.shinshu-u.ac.jp/topology/literature/Gelfand-Naimark.html)
Lispは遠くから傍観するだけだし、Emacs使いでもないので関数型プログラミングに縁がない。そんな関数型プログラミングさんなHaskellでもやれば圏論うまうまとなるのかは知らないが、どうしても現在Haskellが身近によってきそうな気もしない。

Haskell使ってみた | GREE Engineers' Blogを見るとなんだか、Lispの括弧地獄のアレとは気配が違うな。日本人ハッカーの作ったGaucheなども超!Gauche入門 | Think IT(シンクイット)にあるように括弧地獄のように見え、とにかく「関数型プログラミング」と聞くだけで括弧との闘いに身構えてしまうところがあったのだが。
しかし、括弧地獄がないとして、いまいち何に使えるのかがなぁー…。「仕事が超楽になるスクリプトHaskellで書かれているよ!」とかだとちょっとは見る気も起きるが。Node.jsとかは役に立ちそうなjsがあったから入れた。そんなノリのがあればなぁ。

かくして圏論はまだ遠い。


んなこと調べているうちにHaskell使いのページからAWS クラウド 無料利用枠(サーバー・ストレージ・データベースの無料お試し) | AWSとかへのリンクがあった。

アマゾン ウェブ サービス (AWS) 無料利用枠では、AWS クラウドサービスを無料で実際にお使いいただけます。AWS 無料利用枠には、AWS にサインアップした日から 12 か月間お使いいただける無料利用枠の付いたサービスと、12 か月間の無料利用期間終了後にも自動的に期限切れにならない追加サービスが提供されています。

先日のAWS re:Invent 2015でも盛り上がってたみたいだし、あんまよく分かってないけど、AWS界隈がどんどん成長しているようだ。色んなサービスがAWS上に構築されている。IaaSだけで自分で頑張らんとならんかった部分が強化されてSaaSでの提供になったり(という表現でいいのか??)、囲い込みっちゃー囲い込みだけど、マネージドサービスがどんどん広がっているみたい。
MySQL互換ながら5倍速のAmazon Auroraが出てきたり、ストレージのS3とか色々あって頭わしゃわしゃ。某お寿司屋さんがAWS上にビッグデータの解析システムを実装して最適なお寿司サービスをしているようだ。機械学習の用語で言うと「オンライン学習」というやつなんだろうか?
まぁ、ともかく人気のAWSが無料で試せるのは結構いいかもしれない。と言っても、いま登録してもただLinuxインスタンスを1個増やすだけでなんか勿体ないなぁ...。元気だったら、AWS上にHaskellWebサービスだぜ!とかできるんかな。そんな元気ねー