らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

Schrödinger方程式(2)

「ストリッカーツ評価」云々を書いている本は以下だった。
偏微分方程式論―基礎から展開へ (数学レクチャーノート 基礎編) | 堤 誉志雄, 砂田 利一, 黒川 信重 | 本 | Amazon.co.jp
4章が非線型シュレーディンガー方程式の初期値問題にあてられている。薄い本だが色々と書いてある本だ。p.107に平滑化効果への言及がある。但し、$L^p$性と局所正則性の関係についてさらっと書いてあるだけで、具体的にはイマイチ分からない。

Amazon.co.jp: シュレーディンガー方程式I (朝倉数学大系): 谷島 賢二, 砂田 利一, 増田 久弥, 堀田 良之: 本もうちょっと細かくは谷島先生のこの本のI巻とII巻に書いてある。欲しいっちゃー欲しい本ではあるが、セットで買うと高いし、そもそももはや部屋に置き場所がない...。あと、Schrödinger方程式にそこまでこだわり過ぎるのもどうかなという気持ちが自分の中にある。Schrödinger作用素の理論は1970年代に成熟していったが、線型Schrödinger作用素について現在ではどれくらい活発なのだろうか?そういう気持ちがある。但し、その理論の全体は解析学のかなり充実した知識をもたらすので、最先端を追う云々を抜きにすれば非常に輝かしい楽しい分野だと思う。
Amazon.co.jp: Schroedinger Operators: With Applications to Quantum Mechanics and Global Geometry (Theoretical and Mathematical Physics): Hans L. Cycon, Richard G. Froese, Werner Kirsch, Barry Simon: 洋書1980年代までの成果をまとめたテキストとしてはこれが有名なはずだが、ざっと見た感じではStrichartz's Estimatesについての記述はなさそうだ。

http://www.math.kobe-u.ac.jp/dfe/sp-lec/nakamura07k.pdfにもさらっと情報がある。

ふむ...。