らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

くみこみ

組み込みを卒業して早数年。ターゲットOSがいつもちゃんと起動して機嫌よく動くっていいなって思う。
やれメモリにノイズが乗ってたまに起動してこないとか、100回に1回程度の頻度でkernel panicが起こるとかがないのは素晴らしい。NAND型フラッシュメモリのバッドブロックが増えてbit化けしてデータ破損だとか...。CPU間通信部でトラブルだとか、そういうのは全部辛い。
メモリリークのせいでOOM Killerさんにやられて結局システムごとリブートかかっちゃうとか悲しい。何が起きてるのかトレースするにもgdbserver立ててリモートデバッグだとか、数日に1回しか起こらない問題についてはポーリングしてるスレッド内であやしい情報をログに吐かせたり。
時にボードの回路設計の問題だったり、SoCのバグだったり、ファイルシステムのバグだったり...。モジュールがディスコンされて次のロットから別のモジュールになったり...ケースバイケースのことが多すぎてイマイチ汎用的な知識や経験が得られないわりに極めて激務化しやすく、それでいて思うほどに給料が良いわけでもなく。

とそう考えると、組み込みはただ辛かった。流石に家電が1週間に1回再起動するわけにもいかないし、カーナビがたまにエラーダイアログを出してクラッシュするわけにもいかないだろうし。

ハードウェアのことはとりあえず考慮しなくて良い開発が精神衛生上良いゎ〜
しかし組み込みを離れると今度はC/C++からやけに疎遠になってしまってそれはそれでコンパイラ型言語も懐かしい...。その結果のObjective-Cなんだろうか?