らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

源ノ角ゴシックとかビルドしてみよっ

Webフォント - らんだむな記憶でお世話になったNotoフォントというか源ノ角ゴシックというか、そういうやつを今さらにビルドしてみたい。

あたりがそれぞれのリポジトリだろうか。

で違いを見ると、

Googleは上記ライセンスのもとでNoto Sans CJKと名付けてリリースしている。Source Han Sansとの違いはフォント名とウェイトの一部の表記のみであり、グリフやテーブルなどはすべて同じである。

ということで基本的には同じものということだろう。
まぁ、ともかくこれをビルドしようとgit cloneしたら、いまの時点では6GBあって驚いた、ということだ。

フォント - Noto Sans Japaneseと源ノ角ゴシック (Source Han Sans JP)の違い - Qiitaで見た感じだと、regularかnormalあたりをビルドすればフツーのがビルドできそう。
とりあえず、Adobe版をgit clone --depth 1して、README.mdとCOMMAND.txtを読む。

$ cd Normal
$ makeotf -f cidfont.ps.JP -ff features.JP -fi cidfontinfo.JP -mf ../FontMenuNameDB.SUBSET -r -nS -cs 1 -ch ../UniSourceHanSansJP-UTF32-H -ci ../SourceHanSans_JP_sequences.txt

してみる。ちょっと怖い内容として、

# To subroutinize the 'CFF' table, which may take several hours for
# the 65,535-glyph fonts, replace "-nS" with "-maxs 30000" in the
# makeotf command lines.

とか書いてあるが、the region-specific subset OTFsをビルドする上では大した問題にもならず数秒で終わった。

ビルドに必要なAFDKOは以下から入手すれば良い。
Adobe - Adobe Font Development Kit for OpenType | Adobe Developer Connection

上記の1行のビルドコマンドの裏に隠れたマニアックな舞台裏については以下のpdfでも眺めたら良いだろう。
http://blogs.adobe.com/CCJKType/files/2012/06/afdko-mhattori-20120625.pdf

―――――・・・

てすてすてすと。
ということで以下のようなHTMLを書いてビルドしたOTFを呼び出してみる。「font-family」のところの名前はフォントの実際のファミリー名なんか関係なくて、適当な文字列を突っ込んでしまえばいけてしまう。(本来は"メイリオ",Meiryo,"ヒラギノ角ゴ Pro W3"などと並べるものだろうけど。今回の場合もcidfontinfo.JPを見ると「Source Han Sans JP」が一番適当)

<!DOCTYPE html> 
<html>
<head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>ローカルフォントのテスト</title>
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1,user-scalable=no">
    <style type="text/css">

    @font-face {
        font-family: "source-han-sans-test";
        src: url(SourceHanSansJP-Normal.otf) format('opentype');
    }

    p.test {
        font-family: "source-han-sans-test";
        font-weight: normal;
        font-size: 40px;
    }
    </style>
</head> 
<body>
    <p class="test">YOU は SHOCK 愛で空が落ちてくる</p>
</body>
</html>

で、Firefoxで表示してみて、文字列のとこの要素を検証すると「源ノ角ゴシック JP Normal リモート」と出てきたので成功。