Colab Pro/Pro+ で cuQuantum をぶん回すとしたらどうなるかを考えたい。us-west1
として GCE だと
n1-highmem-4 | TESLA V100 | Zonal standard PD: 100 GiB |
---|---|---|
USD 0.05 /h | USD 0.74 /h | USD 4.00 /month |
くらい。$T$ 時間使うと、$(0.05+0.74)T + 4 = 0.79T + 4$ くらいのコストになる。
いま、Colab Pro は 100 コンピューティングユニットで 1,072 円/月で、Pro+ で 500 コンピューティングユニットで 5,243 円/月とのこと。ユニットの消費は各 GPU につき、1 時間あたりの目安は以下くらいとのこと:
T4 | A100 | V100 |
---|---|---|
1.96 CU/h | 13.08 CU/h | 5.36 CU/h |
Pro+ の場合
なので、Pro+ を契約する場合、A100 ばかり掴むと $500/13.08 = 38$ 時間くらい、V100 ばかりつかむと $500/5.36 = 93$ 時間くらい使えることになる。半々で掴むとすると、65 時間くらい?
GCE の場合だと、145.8 円 = \$1 として、$(0.79T +4) \times 145.8 \leq 5243$ を解いて、$T \leq 40.4$ くらい。月 40 時間も遊ばないなら GCE のほうが安いし、長くなってくると $40 < T \leq 65$ くらいの間は Colab Pro+ のほうが安くなってくるはず。1 回で 4 時間くらい遊んでしまうので、月に 10 日間遊ぶか辺りが分かれ目か。
Pro の場合
Pro を契約する場合、A100 ばかり掴むと $100/13.08 = 7.6$ 時間くらい、V100 ばかりつかむと $100/5.36 = 18.7$ 時間くらい使えることになる。半々で掴むとすると、13 時間くらい?
GCE の場合だと、145.8 円 = \$1 として、$(0.79T +4) \times 145.8 \leq 1072$ を解いて、$T \leq 4.2$ くらい。月 4 時間も遊ばないなら GCE のほうが安いし、長くなってくると $4 < T \leq 15$ くらいの間は Colab Pro のほうが安くなってくるはず。1 回で 4 時間くらい遊んでしまうので、月に 2 日以上遊ぶか辺りが分かれ目か。そしてそれはかなりありそうな話なので、Colab Pro のほうがお得かもしれない。
考察
無印 Colab で最近は T4 を掴めるので、cuQuantum を動かすだけならこれで十分そう。もっと速度を出してみたいなら Pro で契約してみて、必要ならコンピューティングユニットを追加購入で良さそうな気もする。40 時間使うかと言われると微妙で、コンピューティングリソースの残量が溜まって 90 日後に無に帰す可能性が・・・。