らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

Ogni donna che allatta un bambino è una Madonna di Raffaello!

イタリアのwikipediaでRenoirについて調べるとPierre-Auguste Renoir - Wikipedia、このような記述がでてくる。(日本語版, 英語版, フランス語版には見られない)
Renoir. Dalle collezioni del Musée d’Orsay e dell’Oragerie by Skira editore - issuuにおいてはp.21の記述として見られる。
Google翻訳で英訳させると以下のようになる:
> Every woman who nurses a baby is a Raphael Madonna!

https://www.wikiart.org/en/pierre-auguste-renoir/motherhood-woman-breast-feeding-her-child-1886この「母性」というタイトルの絵は少なくとも4種類はあるように思えるが、Renoir. Painter of Happiness - TASCHEN Booksの日本語版によると、ラファエロの「座る聖母」を見た時の感動も表現されているようである。ここで「座る聖母」が原題のいずれに対応するのか分からないが、適当に検索した感じでは「小椅子の聖母」のことっぽいように見える。The Madonna of the Chair, 1514 - 1515 - Raphael - WikiArt.org

イタリア旅行の前後で絵の変化が見られるそうでUmbrellas, 1885 - 1886 - Pierre-Auguste Renoir - WikiArt.orgにおいては向かって右手の女児などは印象派らしいのだが、向かって左手の籠を持つ女性は(イタリアで感じ取ってきた)新古典主義的な画風らしい。正直違いは分からない。同じルノワールの絵だろう?という気持ちしかない。

なお、美術の物語によると、ラファエロの「ベルヴェデーレの聖母(牧場の聖母)」Madonna in the Meadow, 1505 - 1506 - Raphael - WikiArt.orgは構図に非常に苦慮した作品のようで、何パターンも構成のラフスケッチがあったらしく、ラファエロにとっては綺麗に描くことには既に自信があったので、この作品においては構図が非常に重要だったらしい。

正直母性云々はよく分からないが、ある画家のテーマが他の画家に何かしら影響を与え広がっていったりするもんだなという竜頭蛇尾なコメントでくくることにしよう。