らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

モーリス・ユトリロ(2)

モーリス・ユトリロ - らんだむな記憶のきっかけは太宰治の小説であった。
「斜陽」のわりと後半にユトリロへの言及が登場する。たぶんこの1シーンで気になったのがきっかけだった。
「斜陽」には他に“モネーの霧の中の寺院の絵”というのが登場する。Claude Monetのことだ。
有名な「人間失格」には“ゴッホゴーギャンセザンヌ、ルナアルなどというひとの絵は、田舎の中学生でも、たいていその写真版を見て知っていたのでした。”というくだりがある。どこの田舎の中学生がそんなにポスト印象主義に通じているのかと思いたいくらいの当時の旧制中学の学生には教養があったということなのだろう。
同じページ内に“モヂリアニの画集”という表現も登場する。