らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

高額療養費制度のつらい現実

残業は青天井だけど残業代が出るからホワイト!なんて書き込みをよく見るけど、体調崩して入院とかした場合につらい現実に遭遇することがある。

高額療養費制度が平成27年1月から変わります | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会にあるように、「区分ウ」のケースだと

80,100円+(総医療費-267,000円)×1%

で計算になるので、実質8万円で済む(勿論それでも高額だが)のだが、もしも擦り切れるくらい働いて、入院月の額面が53万円を超えるところまで仕事をすると「区分イ」の高額所得の扱いになる(例えそれがその月だけの実績でも!)ので、

167,400円+(総医療費-558,000円)×1%

が適用される。すっごい働いてすっごい残業代出て、すっごい医療費を負担して全部ぶっとぶのだ。

4・5・6月の残業代で社会保険料が上がる!? [仕事・給与] All About統計的にチェックできていないが

つまり、4、5、6月に残業代が多く支給されると、1年間の社会保険料が高くなります。3、4、5月などに残業が多く、4、5、6月分の残業代が増えれば、負担が重くなるということです。これで1年間の保険料が決まる

という話になっている、らしい。syakaihoken-sakugen.comにあるようにこの期間の残業代を何らかの手段で削減すれば年間社会保険料がお得になるらしい。消費税が上がる一方なので決して無視できない額だ。

4・5・6月に残業をすると、社会保険料が上がって損をするって本当ですか? - 転職Q&A/リクナビNEXT[転職サイト]によると、

ですから、保険料が高くなっても、もらえる年金額は増えるので、必ずしも損をしているわけではないのです。

というくくりだが、それはあくまで年金制度が安定していればのことで、先の見えないいまの時代に年金額が増えるから朝三暮四みたいなもんですなとはいかない。

で、見事にヒットしたことがあるが、3~5月に身体が擦り切れる思いで働いた→額面が一瞬急上昇した→免疫低下のせいか入院した→高額療養費制度の現実に直面した→退院後には身体を案じ残業を断った→額面が一気に低下した→保険料だけは上がって1年間じりじり削られた...→ただ絶望感だけが残った。

以後、預金通帳を眺めながら二度とこのパターンを繰り返さないように心に誓った。