らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

残業青天井

別にそんなおしごと今はしてないけど。
大分古いレポートだけど就職人気企業の6割が過労死基準超え 225社の36協定で判明 トップは大日本印刷の時間外1920時間:MyNewsJapanがなかなか怖い。
実際にフルに適用されたことがあるのかは知らないが、いざとなれば事実上の青天井ということなんだろうか?
「無制限」とか「特に定めない」とか書かれるより残業上限1000時間とかなんかあり得そうな生々しい値が記載さえているほうが怖い気がする。無限次元のベクトル*1と聞くより、1200次元の特徴量データとか聞くほうが「うゎーすっごいなー!」と思ってしまう。

さて、特別条項より更に恐ろしいかもしれないのは「新技術,新商品等の研究開発の業務」かもしれない。適当にggってみると36協定の限度時間が適用されない業種等がある | 市川社会保険労務士事務所とかが出てくるが、

システム、コンピュータ利用技術等の開発又は技術的改善のための企画、設計

が含まれる。正直

自然科学、人文・社会科学の基礎的又は応用的な学問上、技術上の問題を解明するための試験、研究、調査

に比べて大分違うレイヤーの内容だとは思うのだが... とにかく記載がある。
そして後はお察しください!となる。「研究開発」というカテゴリが乱発されるわけですね!わかります。
「無制限」より「生々しい値」のほうが見た瞬間には怖いところもあるが、いざ「無制限」が我が身に実行される場合には急に怖くなるものがある。実際には、残業100の連発は身体がもたないので、100*12=1200時間程度がある意味で限界だとは思うが、「そろそろ上限だぞ?」と注意されることなくいかなる残業申請もほいほい受理されるのも怖い。実際にはそんなこと気にすることもなくなるくらい麻痺するけど。

適用除外者の36協定の上限時間数 - 相談の広場 - 総務の森の質問も結構怖い。残業100時間やってるやつがいるから改善しよう、ではなく限度時間を増やしてOKか?のほうにいっているからなぁ。

実際にどこで体調を崩すかはモチベーションや熱意や体力によって変わると思うので、値が小さければ楽で大きければしんどいと一概には言えない部分もあるのだが、何かしら不誠実に思えるような値がぶら下げられているのは実に嫌なものだ。

*1:函数空間上の函数が典型的か。