らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

TOEIC

というやつを初めて受けてみた(第201回)。英検も受けたことないのに。
素の実力が知りたかったので、完全に無勉。

よくありがちな、

  • 突然だが(しかも決定事項だが)米国出張をする気はないか? (ゑ?中学の授業でしか話したことないよ??)
  • やべぇ、終電近いよぉ~、とここで金髪姉ちゃん2人組が「Ah! Execuse me! Where is XYZ Residence?」(とか言いながら地図が出てくる)
  • 店舗を歩いていると「Excuse me?」、道を歩いているとインド人っぽいのが「Excuse me?」、繁華街付近で韓国人っぽいのから「Excuse me? Where is the Ramada Hotel?」(これが山田ホテルって聞こえるんだな!)、まったりぼけーっとしていると後ろから金髪が「Excuse me? XYZ parks is here?」 etc. etc. (おまえらここは日本だ。「スミマセーン」くらい言う気ないのか!?)
  • すまんが明日中国へ行ってくれないか!(うわぁ可哀想...)

という状況を考えてみよう。
こういう場合、我々はほぼ何の準備もなしに脅威に晒され、大海原に放り込まれるわけである。
と考えると、単語帳でドーピングする間もなく、ggが翻訳こんにゃくを提供してくれることもない。なんだか分からんが当たり前のように回答が返ってくることを期待している外国人が目の前にいるのみである。
だったら何が重要かって?突然のハプニングで何ができるかという地の力のような気がする。その力はいかほどか。決してベンキョウトカメンドウクサイシ!!(どんどん)ということではないと思いたい。
無勉はおろか出題形式も調べなかった。writingもあるのかと思ったら、普通のTOEICはListeningとReadingなんだな。
!!!すまんが冊子の最初のページから英語なのか...。(「1ページ目を開いて注意に従って...」と書いてあるのかと思った...)

どうもListeningは聞く力というより、情景が想像できるかにかかっている気がした。さほど難しいことを言っているようには感じないが、情景が想像できなかったやつは全然分からなかった。
Readingも文章はなんだかーという気持ちもあったんだが、とにかく時間が足らん。1問1分未満のペースが必要なのに中文読解になってくると読むのが疲れてくる。というよりListeningで体力使いすぎた...。
でも、現実こんなもんだ。突然の海外出張で謎のインド人が「ゆぅーるrrっくべりぃたいあっど」(大きなお世話だ!)とか「あんでるrrすたーん?」みたいなこと言うのをひたすら疲労困憊しながら仕事を進めにゃならんのだから、聞くのが疲れたとか読むのが疲れたとか言うてられないとも言える。ただ、夕食にでかい肉が出てくるような国でないとモチベーションは持ちそうにない。

なんだか単語帳をめくるという日本の由緒正しき勉強法は意味がないなと思った。(少なくとも自分はやったことがないのだが)
役に立ったなと思った経験は、

  • Amazon.comで発注してインボイスとかぺろっと眺める
  • Amazon.comのMarket placeであやしそうな出品者に「これ大丈夫なの?」とか訊いてみる。結局買わないけどね!
  • Amazon.comから取り寄せた、適当な頻度で発生する印刷の素晴らしい擦れに対して「こらー!こんなの読めないぞ!交換しろや!」と交換手続きをする
  • どうしても欲しいゲームがあって、Amazon.comAmazon.co.ukAmazon.caでさえ品切れで、それでも欲しいからAmazon.deとAmazon.frにメール送りつける(frはよく分からんくてフランス語で頑張ったが、deは英語でもいいよって書いてあったから英語で書いた)
  • ゲームのデータについて質問があってActivisionのフォーラムに投下するも全然意図が伝わらなくて、何度も何度も説明してみたり
  • ぺろっと暇つぶしにThe Japan Timesを読んでみる

といったところか。大体設問が、発注書と対応不備へのクレームとか、IT系のトラブルとサポートの質疑応答や雑誌の広告といった類の形式のものが多かったので、日頃のいちゃもんクレーマー行為が役に立ってしまった!

一方、

  • イギリスのホームドラマを激安で輸入して全シーズン楽しんでしまう
  • Stephen Kingの "The Mist" や "The Dead Zone" をマスマーケット版のあの粗悪な紙で悦ってみる
  • Falloutとかの洋ゲーで品のない雄叫びを聞きながらRaidersを近接武器でばらして身ぐるみを剥いでうまーとか、pick pocketのつもりがばれてドンパチ

はいまいち役に立たなかった。そういう非ビジネス的な砕けたカジュアル感漂う設問はないし、Get out of me! Ah... hopeless world! Please help me!みたないなことを言ってモブが頭を抱えて逃げていく殺伐とした文章も出てこないからだ。勿論、卑猥な造語がでてくることもない。

まぁ、なんだか上品すぎてつまらん部分もあったが、スラングだらけでも困るし、アレはアレで良いのかもしれない。が、上品すぎるし、Rが訛ってるとかいう素晴らしいこともないので、いくら高得点をとっても必ずしも現場でいけるとは限らないと言われたりするのがなんとなく分かった気がする。
近年はオフショア開発とかでアジア諸国に行って英語してくるみたいなのも多いと思うし、必ずしも米国ばかりというわけでもないから、ちょっとそこいらを反映したものがあるのも面白そうだが、統一試験としてはやっぱり無理だよなぁ。

さて、スコアはいかほどになることか...。
TOEIC Speaking/Writingも暇つぶしで申し込んでみたい気もするが、倍くらいの受験料ぢゃないか... orz