らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

L'Ordre du discours

『言説の秩序』とか『言語表現の秩序』とか言うのだろうか?
言語表現の秩序 (河出・現代の名著)が出たであろう当時に原文で読んだ。というか読まされた。当日のフランス語の語学力では読むのが大変に困難で、また辛うじて読んでも真意がつかめず、まったく理解はできなかった。とりあえず三角形による比喩の部分だけとても不満に思った記憶があり異議を申し立てた記憶だけある。
【CD-Extra付】プチ・ロワイヤル仏和辞典 第4版の当時の版を形に読んだがそれなりに載っていない単語があってつらかった。通常のフランス語程度ならこの辞書でも十分だとは思うが・・・。

≪L'Ordre du discours≫ と格闘して数年後に現代美術の展示会で展覧物の中に Michel Foucault の本を混ぜた作家がいたのでついつい作家さんと Foucault についてふんわりと語った記憶もある。以来 Michel Foucault は気になる哲学者として今日まで心の中にある。

前掲の訳書はもう絶版でなかなか手に入るものではないかもしれないが、近年言説の領界 (河出文庫)として新訳が出ていたようだ。気持ち的にはもう一度フランス語で挑みたいが、年も年なので和訳でとりあえずいいかな、と思ってしまう。元気だったらフランス語でいきたいところだな。