らんだむな記憶

blogというものを体験してみようか!的なー

異体字

Notoフォントの件はやられた。単に異体字の実験がしたかっただけなのだが...。
「渡邊」「渡辺」の「邊・辺」の異体字: tonan's blogなどにあるように、邊などには色んなちょっと違った表示(異体字)があって、一部のフォントはそういうのを格納している。
新常用漢字が引き起こす文字コード問題 - UnicodeのIVSがもたらすメリットとデメリット:ITproに書かれているようなサロゲートペアですかね?gkbrみたいな感じで異体字セレクタ - Wikipediaをお尻にくっつければ良しとか。
Unicode - CaffeineCatの「UTF-16 サロゲートペア」の解説にあるように、U+20B9FみたいなのもJavaなら「D842 DF9F」とかせんとならんくてもhtmlなら「𠮟」のごとくそのまま書けるということで実験!
まずは、IVS対応なフォントをってことで、

あたりが使えるみたい。
「IPAmj明朝フォント」と「花園明朝」を試した。

<!DOCTYPE html> 
<html>
<head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>異体字のテスト</title>
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1,user-scalable=no">
    <style type="text/css">
    @font-face {
        font-family: "ipamjm00301";
        src: url(ipamjm.ttf) format('opentype');
    }
    @font-face {
        font-family: "Hanazono";
        src: url(HanaMinA.ttf) format('truetype');
    }

    p.ipa {
        font-family: "ipamjm00301";
        font-size: 60px;
    }
    p.hanazono {
        font-family: "Hanazono";
        font-size: 60px;
    }
    </style>
</head> 
<body>
<p class="ipa">
&#x908A;&#xE0100;
&#x908A;&#xE0101;
&#x908A;&#xE0102;
&#x908A;&#xE0108;
&#x908A;&#xE0109;
&#x908A;&#xE010a;
</p>
<p class="hanazono">
&#x908A;&#xE0100;
&#x908A;&#xE0101;
&#x908A;&#xE0102;
&#x908A;&#xE0108;
&#x908A;&#xE0109;
&#x908A;&#xE010a;
</p>
</body>
</html>

どのセレクタでどの異体字が表示されるかは「IPAmj明朝フォント」と「花園明朝」で異なったが、まぁ、ともかく両方とも異体字が表示された。

Chrome

Failed to decode downloaded font: file:///xxx/ipamjm.ttf

とか怒る...。切ない...。
IE11は元気。いつでも元気。何も気にせず表示してくれる。最強伝説を築いてしまうのか...。

コミックであるように「文字が反転したような感じのグリフ」を異体字の形でぶっこんだような自作フォントを作れば、対応環境なら反転文字で、非対応環境なら通常の文字で表示してくれるんかなーという構想が思い浮かんだので実験してみた。寝よう...。